ザ・記憶術「リピート法」

もっとも簡単な記憶術の1つ、「リピート法」。何度も何度も繰り返して書いたり体を動かしたりいると、小脳に独自の回路が生まれ、記憶が焼きつきます。勉強にもスポーツにも使えるオーソドックスな記憶術を紹介しましょう。

記憶は、繰り返しにより身についていきます。たとえば歴史的事件の年表を覚えるときにも、印象的なゴロ合わせをひねり出すよりも、何度も何度も書きつけたり、呟いたりした方が効果的です。「リピート法」は誰にでもできる、もっとも単純な記憶術の1つです。

小脳に刻み込む記憶

たとえばイチロー選手のバッティングフォームは、一朝一夕で真似できるものではありません。声や表情など、外からわかりやすい部分の形態模写は可能ですが、彼と同じような筋肉の使い方、パワーの入れ方の見えにくい部分の模倣は現実的に不可能です。リピートによって、独自の動きを体が記憶しているからです。

イチロー選手は、チームメイトが馬鹿騒ぎをしているときにも、定宿のホテルで黙々と素振りをしているそうです。練習と経験の積み重ねによって、記憶を司る「小脳」の中に、筋肉をより効果的に動かす回路が作り出され、それが独自のバッティングフォームとそれに伴う成績を生んでいるわけです。これは運動の記憶ですが、勉強ももちろん同じことです。

休憩の必要もある

「リピート法」には、必ず休憩が必要です。一度休んで小脳の記憶を整理すると、より記憶が強化されます。「眠ると忘れてしまいそう…」と考える方もいるかもしれませんが、睡眠によって消えるのは、基本的に「不要な記憶」です。「リピート法」の間に入った雑念を睡眠は取り除いてくれます。頭が熱を持ってきたら、一度休憩を挟むようにしましょう。

イメージも繰り返す

企業の面接であれ、スポーツであれ、イメージトレーニングを繰り返すのも大切なことです。どのように喋り、どのように体を動かすか…そんなことを何回も何回もイメージしていると、本番に対する「緊張感」が薄まっていきます。すると心にゆとりを持って「リピート法」に取り組むことができ、記憶がますます磨かれて、さらに本番でも落ち着いて力を発揮できるわけです。あらゆる記憶術は、「繰り返し」で精度を上げます。

有名なスポーツ選手の真似をしたり、漠然と何かを覚えたりしようとしても、あまり意味はありません。「リピート法」で自分の中に記憶を埋め込んで、覚えていきましょう。

その行動が、ド忘れを招く

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