もの忘れの原因は老化以外にもある~三大要因に気をつけろ

もの忘れが激しくなる原因の中でも、もっとも影響力の強いものは脳の老化です。やはり脳も歳をとるものですから、どうしても老化による衰えは免れません。
しかし、脳の老化の他にももの忘れを引き起こす原因は存在し、そしてそれらによって若い人でももの忘れが激しくなってしまうケースがあるのです。
様々な健康法などを駆使して脳の老化に立ち向かうのも大切ですが、それ以外の原因にもしっかりと目を向け、対処していかなければなりません。

一番身近で厄介な原因・ストレス

ストレスは心身のあらゆる部位にダメージを与えますが、記憶力もまた例外ではありません。基本的にストレスが溜まっていると忘れっぽくなり、さらに集中力もかなり落ちてしまうと言われています。また、強いストレスにさらされていると現在の状況をうまく認識するのが難しくなり、結果的にうまく認識できなかった物事はちゃんと覚えられないままになってしまいます。そして何より、極度のストレスに長い間さらされ続けてしまうと、脳の機能に以上が生じ、記憶を正常に形成することができなくなってしまうことさえあるのです。
これは脳にある記憶を司る部位・海馬のはたらきをストレスが阻害することが理由だとされています。
様々な記憶は電気信号に変換されて海馬に蓄積されるのですが、強いストレスを受けていると、この電気信号にストレスが作用し、記憶が正しくつくられなくなってしまうのです。

欧米化した食生活が蝋を衰えさせて認知症を招く

魚を食べることで頭がよくなる、などという宣伝もありましたが、実際サバやブリ、マグロなどの青魚には脳のはたらきを活性化させるEPAやDHAなどの栄養素が含まれていました。魚を中心とした日本食にはこういった栄養素を程よく摂取することで脳の老化を遅くする効果があるのです。
しかし現在、日本の食事は欧米化しつつあります。欧米の食事は肉類が中心となっているのですが、肉類からEPAやDHAを摂取することはできません。また、肉類中心の食事はコレステロールや脂質の過剰摂取を招き、認知症の発症率を高めるとも言われています。
もちろん肉類のタンパク質をとることも健康を保つ上では大切です。偏ることなくバランスよく摂取できているのなら問題はありません。

現代人の病、睡眠不足

現代の人々は毎日24時間、その気になれば何かしらの行動を起こせる環境にいます。そのせいもあってか、睡眠不足や睡眠リズムの乱れは深刻な社会問題として定着してしまいました。
睡眠は脳にとっても非常に大切なものです。脳は眠っている間に記憶を整理したり、消耗した脳細胞を修復したりして、その機能をメンテナンスしています。しかし適切な睡眠がとれないとこのメンテナンスが行き届かず、脳機能が衰えてしまうのです。
特に記憶を司る海馬は睡眠不足によって大きな影響を受けます。海馬の神経細胞は、脳内でもトップクラスにデリケートだと言われており、ちょっとした悪影響ですぐに弱ったり死滅したりしてしまうのです。
睡眠不足が慢性化すると海馬が衰え、短期記憶などに障害が生じます。すると、「昔のことは覚えているのに、新しいことが覚えられない」というわかりやすいもの忘れの状態に陥ってしまうのです。

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