あなたは何が弱い? 記憶の5種類

一口に記憶と言っても、その種類は実にさまざま。自分にはどんな記憶力が欠けているのか、少し考えてみましょう。もの忘れ克服のためには、まず自分の弱点を知ることが大切です。

記憶には、いくつかの種類があります。たとえば物事を見て覚えた記憶と、手を使って仕事をしながら覚えた記憶は、まったく種類が異なります。記憶力を磨きたいならば、自分にはどの種類の記憶力が弱いのかを見分ける必要があるでしょう。下に5つの記憶の種類を紹介しますので、「僕は/私はこれが弱いのかな」というものを見つけてみてください。

記憶のバリエーション5種

○作業記憶
体験したことの一部は、「作業記憶」として脳に残ります。しかし、ほとんどが30秒程度で消えてしまうようです。中には海馬に貯蔵される記憶もありますが、数週間ほどで消えることがほとんど。メモを取るなどしなければ、覚えているのが難しい記憶です。

○直後記憶
読んで字のごとく、「直後の記憶」のことを指します。Aの作業の後、Bをしようとしていたのに、Bを思い出すことができない、ということがしばしばありませんか? これは「直後記憶」が強くない人の特徴です。記憶力を補助する食べ物や飲み物で改善できる可能性もあります。

○感覚記憶
五感に刺激を受けて作られる記憶を、「感覚記憶」と呼びます。神経線維を通り、大脳半球と呼ばれる部位を刺激しますが、比較的すぐに消えてしまいます。しかし、「匂い」だけは海馬まで届き、場合によっては長期間残る可能性もあります。

○短期記憶
先週にあった出来事や昨日のディナーなど、数週間以内の比較的短期間の記憶のことを「短期記憶」と呼びます。あなたは、昨日、三食何を食べたか覚えていますか?

○長期記憶
「短期記憶」の一部が蓄積して、「長期記憶」が作られます。海馬から大脳半球に記憶が際に、「面白かった」「悲しかった」などの個人的な思いがメモ書きされるので、人は昔を思い出すときに、そのとき味わった気持ちもまた想起できるようです。また、現在の考え方によって記憶に対する思いは変わるので、当時とは別の気持ちで懐かしく思い出せることもあります。「悲しかった恋も、今ではいい経験だ」と感じられるのもこの働きのためです。

あなたに欠けているのは、どの記憶力でしょうか? 特に「直後記憶」については欠けていると感じる人も多いかもしれません。記憶力を磨いて、克服していきましょう。

Copyright© 2014 c-pan.net All Rights Reserved.