歳をとればもの忘れが酷くなるのは当たり前なのか

「最近もの忘れがひどくてね。」「お互いもう歳だから仕方ないよ。」こんな会話をきいたことはありませんか。人間も生き物ですから加齢とともに身体中のあらゆる機能が衰えるのは仕方のないことです。しかし、脳の働きによる記憶力に関しては必ずしもそうとはいえないようです。

若い脳と歳をとった脳

記憶力は脳の働きによります。脳も若い脳と歳をとった脳があるのは当然で、その結果として記憶力に差があったとしても仕方ないことではあります。しかし、脳の若さというものは生物としての肉体年齢で自動的に決まるものではありません。単純に生まれてからの年数ではない要因で若くもなれば老化もする可能性があるのです。

そして、脳の若さを保つことである程度は記憶の衰えを防ぐことができると考えられます。ただ、回避不能な事故や本人に責任のない病気などの影響による記憶の衰えは、また別のアプローチを考える必要があるでしょう。

また、最近の研究によれば、脳は人間が生きている程度の期間では大して老化しないという報告もあるようです。そうすると、加齢で記憶力が低下するということはないという結論に達します。同じように、脳の寿命を120年程度とする説もあります。

本当に本来の脳寿命が120年もあるのなら、せいぜいその6割か7割しか生きていない人間の一生の中では、脳が衰える場面を見ることはないといえるでしょう。

記憶が衰えるということ

しかし、実際に記憶力の低下を実感することはあるわけです。これについても錯覚説が存在しています。

子供は過去のことを思い出せなくてもいちいち気にしない。それに対して、子供と同程度のもの忘れをしたとしても、大人は思い出せないことを異常なことと認識する。しかも、歳をとればとるほど、肉体的な衰えと重ね合わせて記憶力の低下を意識してしまう。

こういわれてみると、確かにそうなのかも知れません。

ただし、神経伝達物質を活性化させることで記憶力が維持改善されることを考えれば、直接的ではなくても間接的には加齢によって記憶力が衰えることも否定はできないでしょう。つまり、加齢により肉体的に衰えるため神経伝達物質を活性化させる運動ができなくなる。その結果、以前よりも記憶力が低下するという考え方です。

仕組みはどうであれ加齢対策は重要

結論としては、加齢で脳が衰えるか否かは別の問題として考えます。どのような仕組みであるかも大事ではあるものの、肝心なことは記憶力の維持であり改善です。加齢とともに記憶力が低下すると感じる人が多い現状では、それに対処することが重要でしょう。いくら気のせいだといったところで問題は解決しないのですから。

そのためには、このサイトでもご紹介している記憶術などを活用されることをおすすめします。

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