好きな気持ちが記憶に繋がる

興味のあることは、際限なく記憶できます。だから、何かを覚えたいならば、大切なのはまずその分野を「好きになること」。どうしても好きになれなければ、好きな分野で記憶力を活かして勝負しましょう。

人間は、興味のないことを覚えることはできません。たとえば、10分間でドストエフスキーの全著作のタイトルを覚えろ、と言われても、そもそも文学に興味がない人には無理な話でしょう。しかし、たとえドストエフスキーを一冊も読んだことがない人でも、小説や詩が好きな人ならば、きっと完全なる門外漢よりはたくさん暗記できるはずです。

「何かを好きになること」は、記憶力をアップさせるために非常に大切です。

覚えよう、の前に好きになること

数学の公式を覚えるのは、特に数学が苦手な人にとっては非常に辛い作業です。「頑張ろう!」「覚えよう」と思っても、そう簡単にはいきません。人間の意識の8割は「潜在意識」で占められています。「好悪」の感情もほとんどがこの潜在意識の中にあるので、「苦手」と思い込んでいる作業を続けるのは、「頑張ろう」という表面的な意思では不可能です。

何かを真剣に覚えようと思うならば、まず「好きになること」を優先させて、意識から作り変えていきましょう。たとえば数学が苦手ならば、あえて理解できる範囲の問題ばかりを解き、自分の中に「得意意識」を植え付けます。「大したことないじゃん」と思えるようになると、自然に、高度な公式も理解できるようになります。成功体験を積み重ねて潜在意識をうまくコントロールすれば、その分野に対する記憶力も磨かれてくるものです。

個性を活かせ~記憶力が発揮できる分野はある

そもそも人には個性というものがあります。嫌いなことを好きになるのは、なかなか簡単ではありません。ならば、その分野に関わるのはやめて、好きなことに対する記憶力をいっそう磨いていきましょう。個々にフィットした「勝負所」を見つけるのも、ある場合には大切なことです。苦手な物事を一瞬だけ記憶してすぐに忘れるよりも、得意な世界の知識を深めていく方が、仕事においても、生活全般においても有意義に決まっています。

まず「好きになること」、そして「好きなものを探すこと」。これが記憶術の1つであり、限られた記憶力を活かすための方法です。ただただ「覚えなくちゃ…!」と躍起になっても、上手に記憶することはできません。

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