休憩、睡眠、運動が記憶力の要

アイザック・ニュートンは歴史上もっともIQの高かった人でしょう。短い期間に、歴史上重大な発見をいくつもしました。性格面では大きな問題をかかえ、人間関係は極めて悪かったと伝えられますが、脳の活用の仕方がとても上手い人だったことは疑いようがありません。そんなニュートンが万有引力の法則を思いついたのは、木からりんごが落ちるところを見た瞬間だったと言われています。

庭で寝転んでいる時に偶然に見たりんごの落下にヒントを得たという逸話自体には、後年の作り話という説もありますが、ニュートンが頭の中でモノの落ちる様子をリアルに描いたことは間違いないでしょう。必死に何かを覚えている瞬間ではなく、脳を自由に羽ばたかせて妄想しているときの方が、最高のアイデアを思いつきやすいものです。ギリシアの哲学者アルキメデスが偉大な発見をしたのは、お風呂の中だったといわれます。「これだ!」と叫んで裸のまま飛び出したとも伝えられています。

休憩と睡眠が記憶力を高める

脳がもっとも活発に動くのは真剣に勉強している時ですが、インスピレーションが働きやすいのは、安らぎの状態にある時です。どうしても思い出せないことがあったり、考えがまとまらなかったりしていても、気持ちを落ち着かせのんびりしている時に急にフッと思い出せたり、いいアイデアを思いついたりすることはよくあります。脳は定期的に休憩をとることで活性化されます。空想にふけっている時間が、とても大切なのです。

規則正しく睡眠をとることも大切です。記憶の機能を一定レベル以上に保つためには睡眠が欠かせません。誰でも睡眠不足の状態は自覚できますが、生真面目な日本人はなかなかシエスタのような仮眠をとる習慣を身に着けられないでいます。しかし睡眠には脳を休ませ若返らせるはたらきがありますので、短時間でもきちんと眠ることが、記憶力を高め判断力を高めるためにはとても重要なことです。

適度な運動が記憶力を高める

有酸素運動は睡眠の質を高めるとされています。運動量が足りないと睡眠が不規則になったり、浅くなったりして結果的により長く眠らなければならなくなります。脳の再生のためには運動が必要なのです。よく体を動かす人は、全く体を動かさない人に比べて2倍の酸素を取り込んでいます。活動的だと、それだけ酸素の吸収量が多くなるのです。

脳は体重の3%の重さしかありませんが、取り込んだ酸素の半分を消費しています。酸素の吸入量が多ければ多いほど記憶力が高まるのは当然のことと言えるでしょう。逆に、体を動かさず酸素を吸入できないと、脳の働きが低下し、記憶力も落ちてしまいます。適度な運動が脳を活性化させるのです。

脳を活性化させるためには、ただ働かせるだけではいけません。時には休憩し、時には運動して、酸素をたっぷりと送り込むことで、機能がアップするのです。記憶力を高めるためには、休憩、睡眠、運動がとても大切です。

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