記憶だけに頼ったスピーチ

メモを使わず記憶だけを頼りに話すことで、スピーチの質は格段にアップします。ここではそのステップをご紹介します。

論点整理と、重要ポイントの拾い出し

まずは何を話すか決めなければなりません。全体のポイントを書き出したのち、詳細をきめていきます。書いているうちに、はっきりと方向性がきまり、論点が整理できるようになります。次に重要なポイントをピックアップします。スピーチの論点に合わせて、一つの物語をまとめるように、順番づけをし、セクションごとに内容をまとめていきます。

各論点にはそれぞれにあうイメージを当てはめていきましょう。たとえば、一冊の本であるとしたらどんなイラストを入れるのか、など各章、各論点にそれぞれのイメージをつくるのです。そうすることで覚えやすくなっていきます。

フレームワークにイメージを配置して映像を追加する

フレームワークは使い慣れたものを選ぶことが大切です。スピーチの進行に合わせて深く考えなくても自然にその中を動き回れるようなものを作ります。1テーマごとにひとつのエリアを当てはめていき、出来上がったフレームワークのそれぞれのエリアに飾りをつけていきます。そして各エリアに鍵となるイメージを配置します。

フレームワークに基本的なイメージを配置し終えたら、それを補完するためのヒントとなる映像を追加していきます。エリアによっては鍵となるイメージだけで十分な場合もあるでしょうし、逆に数字や名前、日付や出来事などを連想させるべき多くの追加イメージが必要となるエリアもあるでしょう。

数字のイメージを利用することがとても大切

例えば企画マネージャーをしている人が現在のビジネス概要と将来計画について話をしなければならないとしましょう。財務状況のセクションで強調したい数字が「1300」だとしたら、この数字をあらわすイメージとして、ハケ(1)で手錠(3)に色を塗っているところを思い浮かべます。そして、フレームワークの最初のエリアの壁に手錠をかけておきます。

財務状況を表すイメージとしては、西部劇に出てくるような金貨を入れる麻袋などがいいでしょう。フレームワークの最初のエリアをこれでいっぱいに埋め尽くしておけば、しっかりと記憶されます。すべてのエリアは同じように装飾することができます。基本となるイメージの周りにそれを連想させるイメージを詳細として配置しておけば、記憶を頼りに話をすることができるようになります。

数字のイメージをうまく利用することは、数字を記憶するうえで絶対に必要なスキルです。筆で描く、色を塗るというイメージが数字の概念として理想的なのは、それが形から連想しやすく、さまざまなバリエーションに応用しやすいからです。

記憶を頼りに話すことに慣れると、情報の送り手としてのスキルが格段にアップします。どこでも、どんなに急な依頼でも対応できるようになるでしょう。人前でのプレゼンも、会議も誰かにインタビューするときにも、必要な情報を覚えておくことができるようになります。

Copyright© 2014 c-pan.net All Rights Reserved.