嫌な記憶をなるべく早く忘れるためのテクニック

いつまでも覚えておきたい記憶もあれば、今すぐに忘れてしまいたい記憶もあります。人生いいことばかり起こるわけではありませんから、誰にだって忘れてしまいたいことがあるはずです。それなのに、なぜかいつも嫌なことばかり思い出してしまっていませんか。

嫌なことをなるべく早く記憶から消す方法はあるのでしょうか。つらい気持ちはスッキリ忘れて、元気に新しい人生を歩めるといいですね。

嫌なことは記憶されやすい!

私たちが覚えておくことのできる記憶には、限りがあります。それなら、なるべく楽しいことばかり覚えておいて、いつも楽しい記憶ばかりを思い出したいところ。しかし、普段ぼーっと考えごとをしていると、頭に浮かんでくるのは嫌な記憶ばかり……。これは、どういうことなのでしょうか。

人間の脳は、ポジティブなことよりもネガティブなことの方を記憶しやすい性質をもっています。たとえば、何らかの事件や事故に巻き込まれてしまった人が、その後の人生でずっとPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされてしまうことがあります。このように、人間の脳はよりインパクトの強い嫌な出来事を記憶してしまうのです。

残念ながら、嫌な記憶を今すぐに綺麗さっぱり頭から消し去ることはできません。しかし、消えない記憶をより忘れやすくして心をスッキリさせることなら、不可能ではありません。

嫌な記憶を紙に書いて捨ててみよう!

彼にフラれたときのあの一言、職場で上司に怒られたあの日のこと……思い出したくないのに、なぜか思い出して傷ついてしまう記憶。なにか嫌なことがあったら、まずはその出来事を文字に書き起こしてみましょう。「すぐに忘れたいことなのに、なぜわざわざ書かなければならないの!?」とお思いになるかもしれませんが、これにはきちんとした理屈があります。

嫌な記憶を文字にすると、自分の外側からものごとを見つめることができます。たとえば、彼に「お前には魅力がない」と言われたときのことを思い出すと、当時の映像が頭に浮かんでしまって、怒りや悲しみがあふれ出してしまいますよね。しかし、ひとりで机に向かって「彼はその時、私に"お前には魅力がない"と言った」と書くと、神様のような視点に立って、自分と彼のことを見つめ直すことができます。このように書いている時のあなたは、当時のことを冷静に思い出し、文字に起こす作業を行っているのです。

嫌な記憶についてひととおり紙に書くことができたら、今度はその紙をくしゃくしゃに丸めて、ゴミ箱に捨ててみましょう。このように捨てることによって、心のゴミ箱でも同じことが行われ、ストレス解消の効果が期待できます。ちょっと馬鹿馬鹿しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは実際に医師も取り組んでいるという記憶の処理のテクニックです。

人間の脳は、ポジティブな感情よりもネガティブな感情を記憶しやすくなっています。今すぐに記憶を消すことはできませんが、"忘れたい出来事を紙に書いて捨てる"という方法は記憶の印象を薄めるのに効果的です。嫌な記憶はちょっとしたテクニックを利用して、少しでも早く忘れられるといいですね。あなたもぜひ、これらの方法を参考にしてみてください。

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