想像力、創造力を使った思考法を身につけましょう

記憶術が身について、イメージやスト-リー、パターンを利用できるようになると思考力がアップします。クリエイティブな想像力で問題を解決できるようになり、違う角度から物事を見つめることもできるようになります。未知のものを発見したり、新しい何かを発明したりする能力が磨かれ、これまでにない力を発揮できるようになります。

エレベーターに関する問題に関する思考

次の問題について考えてみてください。ある男性が20階建てのオフィスの最上階で働いているとしましょう。夜になると彼は仕事を終え、エレベーターで1階まで降りて家に帰ります。朝は出勤するとエレベーターに乗りますが、たいていは19階でおりて1階分はあるいて階段を上ります。ときにはうまく20階までエレベーターでたどりつけることもありますが、ほとんどの場合、最後の1階分は階段です。それはなぜでしょうか?

この問題を解決するには、想像力を発揮しなければなりません。コツは憶測を避けることです。彼がエレベーターに乗る姿をイメージし、実際にあなたも乗ってみることです。頭に思い描くのは事実だけ。そうすれば誤った結論に飛びつくことがなくなります。ストーリーの現実性を十分に精査して、やがて最高の解決法を見つけられます。

まずは知っている情報を思い浮かべましょう。20階建てのビルをイメージし、男性が夜エレベーターに乗っている姿を想像します。そして、彼が朝エレベーターに乗る姿を思い浮かべましょう。エレベーターの中で起こったことはわからないので、乗った時と降りるときのことしか想像できないはずです。乗り降りの場面だけを想像すると、欠けている情報がなんなのかがわかってくるはずです。

一緒に乗っている人にヒントがあるのか? 帰宅時と出勤時とは何が違うのか? 彼が行き先のボタンを押しているところを想像してみましょう。細部にわたってイメージを膨らませれば、ボタンの配置まで思い描くことができるはずです。

1階のボタンは操作パネルの一番下に、20階のボタンは一番上にあるでしょう。彼がボタンに指を伸ばすところを想像します。一番上にある20階のボタンに彼の手が届かなかったらどうなるでしょう? この場面が他のストーリーに矛盾せず当てはまるのであれば、これが正解です。彼は背が低すぎて、最上階のボタンに手が届かなかったのです。時には乗り合わせた他の人が押してくれるため正しく20階まで行けますが、自分ひとりの時には19階までしか行けません。

創造的思考を身につけましょう

アインシュタインは自分の特有の才能は「数学上の計算力ではなく、効果や可能性や結果を想像できるところにある」と語っています。知識よりも想像力の方が重要だということです。日本で最高の発明家であるドクター中松は、2300を超える特許で大富豪となりました。彼は外部から隔絶された「創造的な浮遊部屋」で仕事をしています。頭に浮かんだイメージや概念を集中的に解明するためです。歴史上の多くの偉人たちが、知識ではなく創造力に頼って知的課題を乗り越えてきたのです。

記憶術が身につきイメージ力がアップしたら、想像力を磨きましょう。そうすることでクリエイティブで生産的な仕事ができるようになります。

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